平成22年度 
 
  平成22年12月4日(土)丹波市春日文化ホールにおいて「丹波市人権フェスティバル」が開催されました。
第2部の人権講演会では講師を バイヤーヤンジさん(チベット出身の声楽家)を招き、「家族のきずな・幸せなかたち」と題して国際結婚の壁・人種差別の経験を笑いと涙のユーモアたっぷりの語り口で、また、チベット民謡・日本の歌の数々を声量あふれる歌声で聴かせていただき感動の時間を沢山いただきました。
 
 平成22年12月5日(日)篠山市民センターで「一人ひとりの『ちがい』を認め合う社会づくり!」をテーマに第8回人権フェスタinささやまを篠山市・篠山市教育委員会・人権啓発活動北阪神・篠山・丹波地域ネットワーク協議会が主催となり各団体の協力を得て開催されました。
 「人権の花運動」実施校への感謝状・中学生人権作文の地区予選での最優秀賞・優秀賞の表彰状の伝達式を行いました。
 最優秀賞作品・「少しずつ・・・一歩ずつ」の西紀中学校3年・辻本桃佳さんが中央大会において法務大臣賞を受賞されました。
 どの作品も自分の気持ちを大変素直に表現され、人権感覚を強く感じるものでした。これからも人権の尊さをしっかりと考え、思いやりのある人になっていただきたいと思いました。
 
   午後の部のブログラムは、
 ★丹波地域に在住の外国人を中心にチームを結成の「バン・アミゴス・カイビカン」の出番です。
 「バン(ベトナム語)・アミゴス(ポルトガル語)・カイビカン(フィリピン語)」で『友達』のこと、色々な国の人たちが一ツになって楽しく踊ろうという願いを込めて「よさこいソーラン」が披露されました。力強い踊りのパワーに私たちも自然に体がリズムと一緒に動いていました。
 ★ 八重山民謡・「来生享子さん」は自身の子育てで悩んだり落ち込んだりした経験を三線の弾き語りと歌で表現され、苦しい胸のうちを話された時は眼頭が熱くなりました。
 ★ 記念講演は「やんちゃ和尚と子どもたちの心の交流」と題して 浄土宗 西居院 住職 廣中 邦充さんが、壇上で講演されるのではなく客席の中に入り、皆で体を動かすことから始まり本題の話に移ります、住職として勤める傍ら、問題や悩みを抱える少年少女を寺に引き取り、一緒に暮しながら更正させる手伝いをしている事などを体全体で話され、その話術に客席は引き込まれていきました。
 三歩の距離の話では、お節介すぎず、放任すぎもせず居心地のいい心の距離で夫婦も親子も友達同士も地域の人たちも常に三歩の距離を保つことが大事である。
 三歩の距離をうまくとるには、相手に寄り添う心を持つこと・寄り添う心は一緒にという心です。
子どもは悪くない!どうか子どもたちの後ろ盾となり子どもの心に安心感を持たせてくださいと、時間オーバーにも関わらず最後まで力強く話され講演を終えられました。
 
 人権週間の期間中、同センター1・2階の各展示ブロックで市内の各団体が人権に関する活動を紹介したパネルや作品を展示、また当日はビデオ上映・こどものあそびば・特設人権相談所の開設・物産販売や屋台村なども出て賑わいました。
 12月4日・5日での人権週間の大きな行事が無事に終わったことに感謝いいたします。

  「バン・アミゴス・カイビカン
  チームのパワーあふれる
    よさこいソーラン
 廣仲 邦充さん
 の客席の中での
   講演
  篠山市地区の
  花運動ポスター
 丹波市地区の花運動
   ポスター