平成18年度 
 いじめ問題や少年非行、少年犯罪に象徴されるように、近年、子どもたちの他者への思いやりの欠如などつまり人権尊重意識の希薄さが指摘されています。 そこで、次代を担う子どもたちが人権教室を通じて命を大切にする気持ちや、他者への思いやりの心を、培い、心豊かな子どもたちに育つことを願って人権教室を開催しています。 
「いじめをしない・させない・みのがさない」の心

 篠山協議会では、毎年4校ずつ人権教室を実施しています。平成18年度は畑小学校、西紀北小学校、八上小学校、城南小学校で、低学年では「いっちゃんごめんね」のペープサート劇を取り入れ、場面ごとに劇を止め、「どんな気持ちだったと思うか」「自分ならどうするか」と質問。
「いじめられると嫌な気持ちなったと思う」「自分がりょうちゃんなら先生を呼びに行く」とか積極的な意見がでました。 そして
「いじめをしない・させない・みのがさない」とみんなで大きな声で約束しました。最後にキャラクター人形人KENあゆみちゃんのと出会って大喜びでした。 また、他の3校はビデオ「プレゼント」を鑑賞し、グループ討議に入ると一生懸命考え、「いじめられたら勇気をだして止めてと言う」とか「見ているだけでもいじめをしているのと同じ」、「軽い気持ちで、からかっても人を悲しませる」など、しっかり自分の意見を言ってくれました。「友だちが困っていたら進んで声をかけて助けてあげて下さいねネ」とお願いすると、どの学校でも「いじめをしない・させない・みのがさない」と大声で約束してくれました。
 最後にあゆみちゃんが登場し、子どもたちからは歓声があがり、手をつないでなごやかな雰囲気を楽しむことができました。
 オープンスクールの日に人権教室が開かれ、保護者の方や地域の方々にも私たちの活動を知って頂くことが出来ました。これからも工夫を重ねて子どもたちと「いじめ」を無くしていく活動に取り組みたいと思います。

 
ペープサート劇を真剣に観てくれてました。 人KENあゆみちゃんと出会って大喜び手をつないでバッチリ