平成20年度 兵庫県人権擁護委員連合会総会後の研修会感想・・・ 
「ライフハーモニー三つの眼と共感」をテーマで 位田隆久 氏 が講演をされた。
  ウッ「三つの眼」?なんのことやらと 興味津々・・・・ 昨今、人の心から「三つの眼」を見失いモラルが低下して世間全体がおかしくなってきている事を、位田先生はユーモアたっぷりに話をされ、その話術に魅了され笑い声が会場いっぱいにひろがるのに数分とかからなかた。

   「三つの眼」とは  
         ★ 天の眼=天知る
     ひと昔までは何事も「お天道様がみているよ、ご先祖に恥ずかしい」と言って悪事に歯止めをかけて人の心に反省をうながしていた。
         ★ 人の眼=地知る
     最近は人の眼を気にしない傍若無人な行動が増えている。
     の見ていない時にどうふるまうか?人が見ていなくても恥じない生き方が大切で自分の品牲を磨くことになる。
         ★ 自分の眼=我知る
     自分は自然の一部分であり、人は自然から遠ざかり朝日・夕日に手を合わせる生活を失われている。自分の中の自分の眼で善悪を、しっかりと判断することが大切で第三の眼サードアイです。
         
三つの眼とは「天知る・地知る・我知る」の大切な心!
 また、言葉を大切に。「寒いね」と言えば「寒いねとあたたかく答える人がいる共感の場が家庭であり「人を思いやる心」を創り育てる場所が家庭ですと話された、孔子の「恕の心」=思いやり・許す心・慈悲の心を忘れてはいけないと締めくくられ  “一日一日を大切に”の言葉を最後に終わられた。
 この講演を聴きながら私は遠い昔、亡き祖母が朝日や夕日に向かって、「家族の健康や幸福」を祈ってくれていたのでしょうか無心に手を合わせている姿や、ことあるごとに「お天道様が見てるよ、ご先祖様が見てるよ」と言っていたことを思い出し「ウンそうそう」と懐かしい気持ちと、祖母の無言の教えを私は心の隅っこへ押しやっていたことに気ずき・・・・おおいに反省している。
日本人の美風であった、他人に対する「やさしさ・思いやりの心・感謝の心」を失ってしまい心にアカ・サビを生じた今日、
「天知る・地知る・我知る=三つの眼」の心を置き去りにしているが今からでも遅くはない、まず足元から先人たちの「心の教え」を私たち大人の責任として次世代の子どもたちに教え続けなければいけないと、秘かに思い快い笑いを持って会場を後にした。
 
         
                               
篠山人権擁護委員協議会事務局